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Windows Vista Ultimate 購入ガイド+パソコン自作ブック
トップページ >> Windows Vista Ultimate 購入ガイド+パソコン自作ブック >> 第2部:快適にWindows Vistaを動かすツボはここだ
Windows Vistaが要求するハードウェアスペック
TEXT:鈴木雅暢
Windows Vistaの新機能を実際に利用するには、どの程度の性能のPCが必要なのか。ここからは、Windows Vistaを快適に使用するためのハードウェアの目安について見ていこう
Windows Vistaが「快適に動作する」環境とは
Windows Vistaの動作条件を満たしていても、GPUの性能などが不足している場合は、このように半透明効果がキャンセルされたり、アニメーション表示のコマ落ちなどが発生する
Windows Vistaの動作条件を満たしていても、GPUの性能などが不足している場合は、このように半透明効果がキャンセルされたり、アニメーション表示のコマ落ちなどが発生する
あなたのPCでWindows Aeroは動く?

 Windows Vistaで導入された、新しいユーザーインターフェースがWindows Aeroだ。Windows Vistaの先進性を象徴する存在だが、Windows Vistaが動くPCすべてでこの機能が利用できるわけではない。

 Windows Vistaが利用できる環境の目安としては「Windows Vista Capable PC」という指標が用意されているが、これはあくまでも最低条件。実際にこの条件を満たしただけのPCの操作感は「快適」とはほど遠く、Windows Aeroの特殊効果もいっさい体験できない。Windows Aeroを快適に利用できるかどうかは、GPU(ビデオカード)が大きなカギを握っている。どのようなGPUを利用すれば快適なのか、それについては後ほど詳しく見ていこう。
メインメモリが不足気味になると、HDDにメモリ内容を書き出して空きを作るディスクスワップが発生する
メインメモリが不足気味になると、HDDにメモリ内容を書き出して空きを作るディスクスワップが発生する。起動速度も遅くなり、快適さを大きく損なう
メモリ容量でも快適さは変わる

 Windows VistaはこれまでのWindows XPに比べてメインメモリを多く使うようになっている。メモリ容量が十分にない場合、OSはメモリの内容をHDDに書き出してメモリの空きを作る(ディスクスワップ)が、HDDはメモリよりも格段に低速なため、このスワップが頻繁に発生するようなことになるとアプリケーションなどの速度が大きく低下する。実際にどのくらいのメモリが必要なのか、どのくらいあれば快適なのかといったことについては、この後のページで詳しく紹介する。
バックグラウンドでウイルスチェックが行なわれたり、動画をエンコードしたりするようなマルチタスク環境でも、デュアルコアCPUやクアッドコアCPUならサクサクと快適に動作する
バックグラウンドでウイルスチェックが行なわれたり、動画をエンコードしたりするようなマルチタスク環境でも、デュアルコアCPUやクアッドコアCPUならサクサクと快適に動作する
デュアルコアCPUならさらに快適

 Windows Vistaのデスクトップには、ガジェットを常駐させられるサイドバーを表示できるなど、操作の利便性が追求されており、複数のプログラムが同時に走る「マルチタスク」環境がごく普通の環境として想定される。また、アプリケーションの利用状況を分析したり、スパイウェアを監視したりといった、バックグラウンドで動作するサービスも多い。一つのCPUの中に二つ以上のコア(プログラムを実行する部分)を持つデュアルコアCPUやクアッドコアCPUを使えば、コアごとにそれらの処理を分散できて、サクサクと快適に利用することができる。
Windows Vista Capable PC Windows Vista Capable PCとPremium Ready PC Premium Ready PC
 「Windows Vista Capable PC」はWindows Vistaが利用できる最低要件を示した指標だ。内容は@に示したとおりだが、800MHzのCPU、メモリ512MB以上など、比較的緩やかなものとなっている。ただし、この指標は、Windows Vistaのエディションで言えば最下位となるHome Basicの機能を利用することしか想定されておらず、Aに示したWindows Aeroの動作要件も満たしていないため、Windows Aeroは利用できない。

 より上位の指標なのが「Windows Vista Premium Ready PC」。こちらは「Windows Vistaでよりよいユーザー体験ができるための指標」とされており、Windows Aero機能を含むHome PremiumやBusinessなど、上位エディションの利用も想定された内容だ。ただしその分、1GBのメモリなど要件のハードルも高くなっている。
(1) Windows Vista Capable PCの最小構成

・最新のCPU(800MHz以上)
・512MBのシステムメモリ
・DirectX 9対応のGPU
(2) Windows Aeroの動作要件

・DirectX 9対応のGPUで以下をサポート
 WDDMドライバ
 Pixel Shader 2.0(ハードウェア)
 1ピクセルあたり32bitの色深度
・十分なグラフィックスメモリ
(3) Windows Vista Premium Ready PCの最小構成

・32bit(x86)または64bit(x64)のCPU(1GHz以上)
・1GBのシステムメモリ
・Windows Aero対応
・128MBのグラフィックスメモリ
・40GBのHDD容量と15GBの空き容量
・DVD-ROMドライブ
・オーディオ出力機能
・インターネットアクセス機能
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